「イマ-ジョン教育」で第二言語を効率的に習得しよう!

2023/11/10

イマ-ジョン教育とは

外国語をただ学ぶだけでなく、外国語で他の教科を学ぶことで第二言語の習得を目指すバイリンガル育成教育のこと。英語の「immerse」(浸す/漬ける)が語源となっており、その名の通り「英語漬け」の環境で学習を行うことが大きな特徴です。指導において基本的に日本語は使わず、ジェスチャーやイラストを交えながら生徒の理解を促していきます。

イマ-ジョン教育の種類

イマ-ジョン教育は、大きく分けて4つに分類されます。
全ての教科を外国語で行う「完全イマージョン」と、一部の教科を外国語で行う「部分イマージョン」、外国語と日本語を同時に学ぶ「二言語同時学習イマージョン」、外国語を母語とする生徒と日本語を母語とする生徒が合同で授業を行う「双方向イマージョン」というように、指導において使用される外国語の割合等によって各教育機関で柔軟に使い分けられています。

イマ-ジョン教育のメリット

2つの言語を習得し使い分けることで、物事を多面的に捉え考える能力理解力・表現力の向上が期待できます。また、日常的に外国語に触れ続けることで実践的な語学力が自然かつ着実に身につくことはもちろん、異文化を受け入れる姿勢や知識理解も養われていくことも大きな魅力といえるでしょう。

イマ-ジョン教育とその他バイリンガル教育

イマ-ジョンプログラムによく似た外国語教育に「CLIL」という学習法が挙げられます。CLIL(Content and Language Integrated Learning)は、日本では「クリル」や「内容言語統合型学習」とも呼ばれ、学習する各科目の内容語学力の両方を習得することを目標とします。幼児期から学習が始まるイマ-ジョン教育に対し、CLILは母国語がある程度定着した頃から導入されはじめます。その他にもバイリンガル教育の中でもいくつかの種類が存在し、早期の外国語教育に対する是非などで国によっても使い分けられているようです。

まとめ

日本では、1990年代に初めて私立学校に導入されたイマ-ジョン教育ですが、現在では全国各地の英語教室や英会話スクールなどでの取り扱いも増えてきており、より身近な存在となっているようです。
あらゆる学習法の種類メリットをきちんと把握したうえで、自分に合った指導やサポートを受けることが語学習得への第一歩といえるでしょう。

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